X に書ききれないことはここに

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ImageMagick おぼえがき

概要

ImageMagick という画像ファイルの処理に特化した多機能なコンソールプログラムがあるのですが、 簡単な処理のために毎回使い方を調べている気がするので、よく使うコマンドを記録しました。

コマンド

ファイル形式を変更

// png から jpg に変換
$ magick src.png dst.jpg

アニメーションgifを作る

// 5 fps (1 フレームあたり 20 / 100 sec), 無限ループ
$ magick convert -delay 20 -loop 0 *.jpg output.gif

単一ファイル処理

$ magick src.jpg  dst.jpg

引数の順番が大事。

複数ファイル一括処理

// src ディレクトリ内のファイル全てに対してした結果を dst ディレクトリにそれぞれ同名で保存
$ magick ./src/*.jpg -set filename:f %t  ./dst/%[filename:f].jpg

クロップ

// 左上から右に10px、下に20pxの位置を基準(クロップ範囲の左上)に 横640x縦480 のサイズでクロップ
-crop 640x480+10+20

なお基準位置の方位指定オプションもあり(デフォルト左上)

リサイズ

// アスペクト比を維持したまま 1600x1200 に収まる最大サイズへサイズ変更
-resize 1600x1200

圧縮率指定

// 85 を超えるとファイルサイズが急激に大きくなるらしい、最大100
-quality 85

補足

ググると convert コマンドが紹介されることが多いが、古い形式なので基本的に magick と読み替えれば大丈夫。 または “$ magick convert …” とすればいいはず。